視力障害が認知症に繋がる

 認知症は外部からの刺激が減ると、急激に進行することがあります。よくあるケースでいえば、転倒して足を骨折して寝たきりに。2週間で一気に認知症が進行した。みたいな話ですね。

自分で歩く高齢者

 自分の足で歩けないと、1日中何もできないことになりますので、外部からの刺激が減って認知症が進行してしまうのです。

 これと同じことが視力障害においても起きると考えられています。以下から特徴的なケースを2つ紹介してみたいと思います。

活動低下により、認知症症状が出るケース

 白内障や老眼などの視力障害が原因で、趣味を失ったり、外出する機会が減るなどして、意欲や外部からの刺激が減ってしまいます。

 このことが原因で、認知症症状が進行してしまうケースがあるのです。

編み物が趣味のシニア

 この頃元気がないな、前はあんなにも活動的だったのに、みたいなことがある場合は少し注意が必要かもしれません。

 認知症は一度発症してしまうと、その認知機能が元のように改善することはかなり難しいことが分かっています。

 認知症になってしまってから白内障の手術をしても、白内障は改善しますが、認知症は改善しません。

 逆に、認知症になる前に白内障を手術で治療すれば、目が見えるようになってまた活動的になるケースも多く、認知症予防につながることが考えられるのです。

 どんな病気でも同じことかもしれませんが、眼病に対しては早めに対応していきたいですね。

視力低下でつまづき転倒、その後認知症に

 高齢になると、視力障害があろうとなかろうとつまづきやすく(転倒)なるものなのですが、視力障害があるとより転倒しやすくなります。

 しかも、骨粗しょう症とまではいかなくても、骨折しやすくなっていることもあり大腿骨骨折を起こしてしまうようなこともあります。

転倒予防

 こうなってしまうと、冒頭で紹介したような寝たきりとなってしまい、それが原因で認知症が進行することに繋がってしまうのです。

 こちらのケースも、視力低下や視力障害を放置せず、早めの段階で対処しておけば転倒骨折を起こさなかったかもしれないのです。


眼病からくる認知症は医療後進国に多い

 眼病にかかり、視力が低下すると、本も読みにくくなれば、テレビも見にくくなります。外出して風景を楽しむにも見えないですし、駅の時刻表なども見にくくなりますので、趣味を諦める人、外出を控える人が増えてきます。

時刻表

 高齢者で家にこもりがちになるとどうなるのか??何度も書いてますが、外部からの刺激が減ると認知症が進むのです。

 日本ではあまりこういったことを耳にしませんが、医療後進国では白内障を放置して認知症になるケースが後を絶たないのです。

眼病には視力が戻らないものがある

 眼病の一番怖いは視力が元に戻らないというケースがあるということです。早めに対処していればこんなことにはならなかった・・・。っというものが多いことですね。

割れたコップは元に戻らない

 私、一応薬剤師でして、病院で働いているのでそういう患者さんや、患者さんを持つ家族さんと話をすることがありますが、頑固になっていて病院へなかなか行ってくれなかったという問題にぶつかっているようです。

誰も本当の怖さを知らない

 これは他の病気でも同じなのですが、病気の本当の怖さを知らないことが大きな要因を占めています。

 本人はもちろんのことですが、本人を強引にでも連れてこなかった家族さんもそこまで大変なことになると思っていないことが大半です。

介護問題

 実際のところ1~2回程度、病院へ行こうよなどと注意してそれ以上は言わないケースが多いです。

 眼病、特に白内障や緑内障は近年、医療技術の進歩で失明することが少なくなりました。専門書籍を読んでも実際にこの辺りのことは書かれていることが多いです。

 しかし、少なくなったというだけで、頑なに病院へ行こうとしなかった少数の方は確実に失明しているのです。そして、本当の怖さは失明だけではないのです。

 本当の怖さは介護問題です。

 あなたは認知症になりたいですか??あなたが病院へ行かない家族を持っている場合、仕事を辞めて家族の介護ができますか?

 これは確実に家族の問題に発展する可能性があるので、よく考えてみるべき問題です。

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